アメリカで妊娠がわかった時、すぐに頼れる家族も友人も近くにいないのでまず何をすればいいかも戸惑いますよね。
アメリカで不妊治療の後に妊娠した私が、妊娠発覚後の流れについて体験をもとにご紹介していきます。
産婦人科医の探し方
まずは産婦人科医を探すことから始まります。アメリカは日本よりも産婦人科検診の始まりが遅く、妊娠8週目以降が一般的です。そのため、妊娠に気づくのが遅れたり予定が詰まっていても焦らず探すことができます。
まず、私たちはアメリカで病院を探す上で一番大事な保険の確認から始めました。
保険でカバーされているかの確認
アメリカは日本と違い、保険によってカバーされる病院が異なります。そのため、どこでも受診できるわけではありません。まずは保険会社に確認するのが最重要事項なのです!
アメリカの医療費は高額なため、くれぐれもご注意ください。
私たちはまずは保険会社に連絡し、改めて保険のカバー範囲と産婦人科医の選び方について情報をもらいました。また、おすすめの産婦人科医を教えてもらいました。
保険会社のウェブサイトでどの産婦人科医が保険対象かを調べることが出来るので、サイトで検索するのもありですね!ただ、電話だとサイトにない情報が出てくるのがアメリカあるあるなので(笑)、下調べをした上で電話で問い合わせるのが確実だと思います。
私たちが保険会社に伝えた産婦人科医選びのポイントは以下です。
- 自宅から近いこと
- 予約が取りやすいこと
- 女性医師であること
自宅から近いこと
検診回数が少ないとはいえ、車社会のアメリカで自宅から近いことは重要です。幸い、自宅から車で10分ほどの距離に大きな病院があったため、迷わずそこに決めました。
予約が取りやすいこと
大きな病院だったので、初診にあたる妊娠8週目ごろに予約が取れ、出産予定月にも対応可能なお医者さんがいいと思いリクエストしました。
女性医師であること
ここは好みがあると思いますが、できれば女性医師がいいとリクエストしました。最初は男性で予約されていましたが、リクエストを伝えるとすぐに変更してくれました。
その他
特に希望は出さなかったのですが、病院によっては日本語を話せるお医者さんもいるようです。もし日本語でのコミュニケーションを希望するのであれば、保険会社と病院に相談するのをおすすめします!
産婦人科初診を予約
初診の予約は、病院に直接連絡して行います。前回の生理開始日を伝え、病院側から候補日を出してもらい予約を取ります。その際に女性や日本語を話せる人がいい、などの詳細リクエストを出すと途中で担当が変わることなくスムーズです。
私の場合、出産時に対応してくれるお医者さんとの予約が初診時に取れなかったので、最初は別の女性医師との予約になりました。
また、私は不妊治療からの妊娠だったため、事前に体外受精をしたことを伝えました。同じく、不妊治療の病院にも産婦人科初診の情報(病院、初診の日時)については伝えました。
産婦人科初診の流れ
初診の大まかな流れは以下になります。
- 事前に過去の予防接種、アレルギー、手術、家族の病歴、現在服用している薬などの情報を提出
- 病院到着後、病院システムへの登録
- 問診票提出
- 体重測定と血圧検査
- 看護師とお医者さんとの問診
- 超音波検査と心音チェック
- 尿検査
- 血液検査
まず事前に膨大な過去の予防接種などの情報を提出します。私の病院は専用のウェブサイトとアプリがあり、すべてオンライン上で提出ができました。英語で予防接種名や病気の名前を記入するのは時間がかかるので、事前に情報を集めて余裕をもって登録することをおすすめします。
病院到着後は、基礎検査とお医者さんとの問診があります。ここで大事なのは、事前に聞きたいことをリストアップしておくことです。
定期検診でも同じですが、基本的にアメリカのお医者さんはこちらから質問しない限り何も教えてくれません。せっかくお医者さんがいるのに、何も質問しないと一瞬で終わってしまいます!
そのため、事前に自分で聞きたいことがあれば些細なことでもメモしておきましょう!
小さなことでも、質問すれば皆優しく教えてくれるのでどんどん質問しちゃいましょう。
また、初診で超音波検査と心音チェックがあり、初めてお腹の中の赤ちゃんの姿を確認することができます。
私は不妊治療を経てのやっとの妊娠だったため、動いている子どもの姿を見、心臓の音を聞き、本当に自分のお腹に子どもが宿っている事実を実感して、思わず涙が出ました…。
初めての対面はとても感動する経験でした。
初診の後は今後の検診頻度について説明を受け、そのまま受付で次の予約を取りました。
初診以降の検診の流れ
私の病院での検診は大まかに以下の流れと説明を受けました。
- 初診
- 月に1度の検診(妊娠7か月まで)
- 性別判定と詳細スクリーニング(妊娠20週)
- 隔週検診(妊娠8か月以降)
- 週に1度の検診(妊娠9か月以降)
日本に比べると検診の回数は少ないです。また、日本では毎回超音波検査を実施しますが、私の場合は初診、20週、36週の3回のみでした。なので、赤ちゃんの姿を目で確認できるチャンスはたった3回です。
個人的にはお腹がいくら大きくなっても赤ちゃんが元気か心配なので、毎回姿を確認したいな…と思ってました。
初診時の超音波検査も貴重なので、エコー写真はぜひ保管してみてください!
コメント